創刊号
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創刊号の表紙写真は、パブリック・ブレインの刊行物『カチカチ山』が、カレーに埋もれるという斬新なもの。
食欲の秋、芸術の秋、読書の秋を表現しました。また、日常に欠かせない食と同じ程度に、読書とアートを堪能してください、というメッセージが込められています。もちろん、カレーは食べました。
■2ページ
2~3ページ途中までは、「おすすめ イベント インフォメーション」。
今回、ご紹介したのは、以下のイベント。
・「トリック&ユーモア展」 横須賀美術館
・「林静一展」 北海道立文学館
・「萩原朔太郎」 世田谷文学館
・「モニーク・フリードマン展」 金沢21世紀美術館
・「神田古本まつり」
■3ページ
3ページの半分は、「先達の素顔」というコーナーです。「中央公論」の編集長を務め、後に「東京人」を創刊した評論家の粕谷一希さんがご登場。粕谷さんの本にまつわる思い出、中央公論社に入ったきっかけなど、お話しいただきました。
■4ページ
4ページは、創刊号の特集「僕たちは、ベレー帽にどう立ち向かうべきか!」。もともとは、「ベレー帽って、どうかぶれば似合うのか」という疑問から始まりました。ところが、調べていくうちに、ベレー帽は、アートや文学に度々登場することがわかり、末松正樹という画家、太宰治の「斜陽」まで行き着きました。
また、帽子デザイナーの平田暁夫さんにも取材。さらには、編集長自らが、「ベレーカット」に挑戦! かのヴィダル・サスーンが考案したというヘアスタイルです。写真も掲載していますので、必見?
■5ページ
「参加してみました!」というコーナーでは、「回遊美術館」(東京都豊島区)と作家・大野芳さんの古希祝いの会を取り上げました。また、「孤高のクリエーター」では、気鋭のデザイナー・山辺健司さんのenjik(エンジック)を紹介しています。
■6ページ
本に関するアーティスティックなアイテムを紹介する「本ものアートなアイテム」。第1回は、MicroWorksの海山俊亮さんがデザインした「Book Pack」を紹介しました。プラスチック製のブックカバーです。今までありそうでなかった意表をつくアイディアが、斬新。ブックカバーとしては、異例の大ヒット商品です。
「日本文学を読もう!」では、三浦哲郎の「白夜を旅する人々」を紹介。多くを語る必要はありません。記事を読んでください。そして、本を読んでください。
■7ページ
デザイン欄です。「解像度よ、キミは、ホントに350dpiなのか……」というタイトルのとおり、ある写真を解像度1dpiから1000dpiまで掲載。出版物に必要な解像度は、本当に350dpiなのか、を検証。その結果は、いかに!
「学生もすなる、文化活動というものを」は、ずばり学生の文化活動を紹介しています。今回は、早稲田大学文化構想学部のフリーペーパー「Re:ALL」を取り上げました。
■8ページ
最終面です。「津軽紀行」と題して、編集長自らが、8月に1週間ほど青森県津軽を訪れ、各所を取材。いろいろな場所、出会った人々を紹介しています。