『文壇バー風紋青春記 何歳からでも読める太宰治』(南田偵一)
『文壇バー風紋青春記 何歳からでも読める太宰治』南田偵一、未知谷/2,300円(税別)
実は、「DayArt」の編集長の初めての出版物が刊行されました! しかも他社様からです。
発行元の未知谷は、ロシア文学や東欧文学、社会科学を専門とする出版社。玄人好みの書籍を多く刊行しています。
南田偵一というのは編集長のペンネームなのですが、「DayArt」でも小説を寄稿しています。
さて、内容紹介です。
本書は2部構成となっており、1部では太宰治全小説作品を、何歳頃に読めばいいかといった観点より分類しています。太宰ファンをはじめ、初読者の方にも気軽に読める内容となっています。
2部は、かつて新宿にあった文壇バー「風紋」の閉店(2018年)までの約20年間を、私が交流した方々の思い出などを綴った内容です。
去る2022年2月23日に亡くなられた風紋のマダム・林聖子さんは、太宰治の短編小説「メリイクリスマス」のモデルとなった方です。また、母・秋田富子さんも同様に太宰の小説モデルとなり、親交も深かったと言われています。
巻末資料として、富子さんの詠短歌75首を初公開しております。太宰研究における一助となればと思っています。
ハードカバー、288ページとなかなかのボリューム。価格は2,300円(税別)です。
2023年2月1日より全国書店・アマゾンにて販売が始まっています。
ぜひ!
「DayArt」の編集長自らが取材・体験し、執筆しています。